第一章・―そんな妖怪、知らないよ―

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 ……嫌なら引き受けなければ良いのに。  本気でそう思うがこの二人は変わり者で、大体こんな嫌そうな感じを醸し出しながらも、見事に事件を解決していく。  どうしてもそのスタイルを貫く二人は、見ていて飽きないし面白い。だからこそ変人っぽい二人について、探偵助手なんてしている訳だし。  多分俺はもう抜けられない、一生この二人についていく代わりに、色んな意味で絶対に敵わないと確信している。  ……色々な意味で非常に悔しい話ではあるけれど、ね。
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