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冷たい丘に咲く悲しみの花
どれだけ涙を吸ってきただろう
その花はまだ温もりを知らない
氷の地に根を張り
凍てつく闇に怯え
孤独の冷たさに震えてる
いつか太陽と出逢える時は来るのか…
囚われた動けない花は
自由な風に一片の花びらを預け
月明かりの荒野を風に乗って泳いでいく
まるで羅針盤のない小舟のように
心配はいらない
やがて冷たい丘にも光が訪れるだろう
いつか陽の温もりに出逢える日まで
悲しみの花は涙を吸いながら咲き続ける
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