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思わず変な声をあげてしまった骸は目を丸くし目の前の顔を見る。
零はにっこりと笑ったまま骸を見ていた。
「かくまってと言われても…」
そんなことを言われても困る。
しかも今出会ったばかりの、どうみても訳ありな人物だ。
眉を下げて零を見上げるが、NOと言わせない、いや、NOと言ったら今すぐ握られた刀で切り掛かってきそうな笑顔で骸を見ていた。
「(…あぁ、千種になんて言い訳しましょう…)」
遠い目で月が輝く空を見上げた。
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