タイムスリップ

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ゴクっ 「と、とにかくこんな所に置いていては何ですから……屯所に連れて行きましょう」 やたらと長い刀を腰に差している男がそう言うと、 「あ、あぁ。そうだな。まずは運ばなければな?平助」 「あ?え?!俺かよ!?」 そしてこれまたやたら背の高い男が、まだ幼さの残る平助と呼ばれた青年に言った。 平助は美しいその少女を抱きかかえる。 「ひ……土方さん。その変な三味線持ってきてくれよ」 平助は背の高い男、土方にそう告げる。 変な三味線と呼ばれたそれは、6本の弦から引いてあり真ん中より少し、下の方に穴が開いてるようであった。 「あぁ、それじゃあ行くか」 土方の言葉に数人の男達は少女を屯所に運んだ。
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