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村の火災から一週間が過ぎていた。幸い火災の傷跡は浅く復旧作業が進み村は戻りつつあった。
「よし! カイジ! そっち持ってくれ」
「はい」
復旧のためカイジとサンは長い柱を持つ。
「しかしアレだな、まさか俺達の家が一番被害が大きいというのは………」
「そうですね、まるでサンさんの家を狙っていた様な感じですね」
「カイジ、ソレは違うぞ! サンの家じゃなくてもう俺達の家だ。それにサンでいいぞ、まぎらわしいしお前がラカンタ村に来て一週間になる、今まで何があったか分からないがもう少し俺に親しんで来い!」
カイジは少し照れ臭そうに「はい」と言う。
カイジはサンの家の一室を借りて過ごしてた。
「そういえば村長に挨拶するの忘れてたな、このところ忙しかったし」
カイジはサンと一緒に挨拶に行く。
「よう! 村長元気してるか? もう歳何だからあんまり無理するなよ」
「ふむサンか、そちの方こそ家は大丈夫か?」
「おうよ! こっちは難とか終わりそうだ。そっちの家は復旧終わった様だな」
「その子が例の子か?」
「あぁ! カイジって言うんだ」
「カイジと言います、よろしくお願いします」
「ふむカイジというんか、こちらこそよろしく頼むよ。ところでサン、御主ハンターとしてまた村のために働かんか?」
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