旅立ち

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しばらく歩いていると迷ったらしく雪山を歩いている様だ。誰もいない独りの孤独。 「参ったな……迷った……」 歩いていると雪山が吹雪だし深々とした風景が真逆さまになる。 カイジは足を滑らせ崖から落ちた。 カイジは気を失った。 気がつくとカイジはベットに横たわっていた。 全身が激痛が走りまったく動けない。 知らない天井知らない部屋。ドアのノックがなる、辛うじて声は出る。 「……どうぞ」 二十歳後半の甲冑をまとった男が現れる。 「よ! 目が覚めたか?」 「ここは何処ですか?」 「ここか? ラカンタ村の俺の家の一室だ。俺が雪山から連れて来たんだよ」 「あなたは? ……グッハ……」 傷が痛む。 「俺はサンだ! 質問はここまでだ。まだ体は動かないだろう、しばらく寝てろ!」 カイジは少し考えた後、目をつむりまた深い眠りについた。
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