はじめの一歩

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ご応募ありがとうございます 貴方は今回の審査で合格いたしましたので 次の審査へのご案内を送らせていただきました そんなことが書いてあった 小さな文字で書いてあって 僕はなかなか 合格 という文字を見つけられなかった 一緒に見ていた母が最初に 「やったやん 徹平はやればできる子やな~」 と言って肩をベシベシ叩いてきた 僕は信じられなくて 「嘘やん 信じられへん 俺すげえー」 何度も書類を読み返し 間違えじゃないだろうかと確認した 「合格いたしましたので って分かりずらいな~ でっかく合格って書けばええのに」 部活から帰って来た涼平は 書類を見てそんなことを言った 涼平は僕が受かって当たり前だと思っているみたいだった
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