はじめの一歩

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ニ次審査の日 僕は不安で不安で仕方なかった 電車の中で何度も引き戻そうとしていた 会場の中でも知らない人ばかりで 自分の居場所はないのではないか と考えてしまう みんなには自分とは違うオーラがあるように見えた ニ次審査の内容は 個室での面接だった 部屋の入り口の前には椅子が並べられていて 僕らは番号準備に座っている 「あぁーどないしよ このままやったら絶対やばい 緊張しすぎてわけわからんくなってきた 駄目駄目や」 僕は究極に緊張していた 手がガクガク震えて 呼吸すら儘ならない 周りの人には多分病気とか思われていただろう そんな時僕の右側から声がした
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