100人が本棚に入れています
本棚に追加
「デイダラ…お前の話は良くわかった。鬼鮫に任せておけ、あっという間に良く出来た嫁になれるぞ」
「ほ、ホントか!?ありがとうな、鬼鮫の旦那!!うん!!」
良い笑顔で親指を立てて告げるイタチをみて、
あぁ、暁は馬鹿ばっかりだ
と、鬼鮫は引きつった笑顔を浮かべた
ところ変わって台所
エプロンをまいた鬼鮫とデイダラが居た
後ろには試食担当らしいイタチ
「まずは料理からしましょう」
「うんうん!!よろしく頼むぞ!!」
少し溜め息をはきつつ鬼鮫はデイダラの料理の酷さを思い出す
基本的に粘土が入る
また、ろくに洗ってない野菜や、洗剤で洗われた白米、味噌が多すぎて溶けきれなかった味噌汁
そんな感じで、彼の料理は食べられたもんじゃない
しかし、レシピ通りやれば多少マシな物が出来るだろうと思い、分かりやすいレシピを鬼鮫はデイダラに渡した
「とりあえず、お米は水で洗うこと、野菜類はよく洗うこと
後は取りあえずレシピ通りやってみて下さい」
「わかったぞ、うん!!」
鬼鮫はキッチンと隣接したリビングに行き、取りあえず様子を伺う
「えっと…野菜をざく切り…ざく切り?うん?」
ダンッダンッダン
「…沸騰するまで茹でる…ダルいし半分で良いかな、うん」
ぼちゃぼちゃ
「…なんか物足りないぞ…そうだ、もーちょい調味料を…」
バサバサバサ…
「後は粘土を入れれば完璧かな、うん」
「あんたやる気あるんですか」
どうやらレシピだけでは無理らしい
最初のコメントを投稿しよう!