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ある日の昼下がり
暁のメンバーである、角都と飛段も、任務先で昼飯を食べ始めていた
「…なぁなぁ角都ゥ
…パンはパンでも食べられないパンって、何だと思うよ?」
「…はぁ?」
いきなりの飛段の問いかけに眉間のシワを深くしつつ考える角都
「…フライパン」
「ブー、フライパンは気合いで食べれます」
「流石に無理だろう、馬鹿が…
…ショパン」
「ブー、ショパンは煮れば食べれます」
「………ピーターパン、などでは無かろう?」
「ハズレー、茹でれば食べれます」
「……パンツ」
「ちょ、角都(笑
パンツも食おうと思えば食べれますーだ
正解はァ、…
腐ったパンだよ、腐ったパン!!
」
「…フライパンが食べられるなら食えるだろう、馬鹿か貴様は……」
「ハァア!?マジ無理だからァ、ホント!!
だからよォ、角都ゥ
…愛しのオレに賞味期限切れのパンよこすとか、マジあり得ねーだろ」
そう告げる飛段の手には豆パンが
「何だ、賞味期限が読めたのか
馬鹿のクセに流石だな」
「ゲハハッ、ま~な~♪
…って馬鹿にしてんのか角都!!」
「…別にお前なら、たかだか一週間賞味期限が切れたパンを食ったところで死なんだろ
黙って食え」
「ハァア…?んだよ…豆パンとかマジあり得ねーし…」
「安かったんだから仕方なかろう」
そう言いながら角都は自分の豆パンを一口食べた
そんな角都に、グチグチと文句を言いながらも食べた飛段は、
別に腹を壊すこともなく、今日も元気です
fin
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