第三章

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「ふぅん・・・・・・・」 ミルクティーを一口。脱脂粉乳の風味が人口的で、不必要なほど砂糖が入っていて甘ったるい。 やはりこれはハズレだったと認識した。 「あれ、興味ナシ?」 ツワブキは豊高の顔を覗き込む。すると豊高はストローから口を離す。 「・・・気ぃ使わなくてもいいっスよ」 「お前・・・かわいくねぇ」 ツワブキは拗ねたように口を突き出す。 「いいッスよ。俺男ですから」 「うわっホントかわいくねぇ。カノジョそっくり」 「いるんスかカノジョ」 豊高はぱっちりと目を開く。かなり驚いたようだ。ツワブキの顔が緩む。
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