第三章

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「ふざけんな、お前」 怒気を感じさせる重低音。 豊高の背に戦慄が走った。 「先輩には関係ないッスよ」 不覚にも声が震えた。 しかし精一杯の強がりだった。 沈黙ができたので豊高にはミルクティーを飲み干す猶予が与えられた。 だが味なんてわからなかった。 気持ち悪い甘ったるさが口に残る。 ああ、やっぱり失敗した。
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