第三章
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やがてツワブキは叫ぶのを止めると、手を大きく振りながら 「ヨウコォ!愛して、ぶっ!」 上から馬鹿!という声とともに、厚めの教科書が降ってきた。 見事にツワブキの頭にヒットする。 漫画のようなその光景に、豊高は思わず吹き出した。 ツワブキは締まりのない顔で頭をさすり豊高の元へ。 豊高は口を手で覆いつつ、肩を上下させて笑いを堪えていた。 「なんだよ、笑えばいいじゃん」 ツワブキは照れたように笑う。
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