第三章

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教室の壁に、部活動の顧問と部長の名簿が貼ってあったことを思い出す。 確かツワブキという名前も載っていた。珍しい苗字だったので何と無く覚えていた。 ちなみに豊高が所属する部活はコンピュータ部である。 「あわねえー・・・」 そう呟きながら教室に入る。 すると教師からの叱咤と 「・・・独り言?キモッ」 とクスクス笑う声が耳に入った。 しかし豊高は腹を立てることなく ーーああ、俺今喋っていたのか と意識しただけだった。
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