Ⅰ.はじまり

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「嫌、無理。ヤダ、止めて?」 指を求めてしまった俺。 1本だった指はゆっくり増やされ、いつの間にか3本になっていた。 貪欲に飲み込み、ヒクヒクと指を締め付ける胎内。 気持ち良さに脱力していたら、突然抜かれた指。 物足りなくてねだったら、有り得ない物をソコに押し付けられた。 ソレは異常な位大きくて立派な大人の男性の物で、俺のとは比べ物にもならなかった。 今迄指で弄られていた胎内。 押し当てられる彼の熱。 流れ的に彼が何をしようとしているのか、嫌でも理解出来る。 彼は俺の中に自分のを挿れようとしているのだ。 って、入るワケねぇだろうが!!! 無理だってば!!!! 怖くて目を瞑ると 「宮城。名前で呼んで?」 彼は甘えた声を出した。 でも、言えるワケがない。 だって、俺は知らないから。 黙っている俺に焦れたのか 「なぁ、宮城。鏡夜って呼んでくれないか?そしたら優しく出来そうだから」 自分から名前を教えてくれた。 鏡夜(きょうや)。 初めて分かった彼の名前。 嬉しくて 「鏡・夜さん」 小さく呼ぶと 「ひぁ、ゃ、ゃぁぁぁぁーーーーーーーーーっっ」 彼はゆっくり俺の中に熱い物を侵入させた。
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