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7/16🎵 夏草 向日葵 無人駅
◆◇僕はほぼ2年おきの夏に、生まれ故郷の高知県に家族を連れて車で帰省してましたが、
今年は不景気のおかげで無理だと決断。帰省をあきらめました。
いつもは家族3人に、今年中学にあがった姪っ子を加えた4人で帰ってます。
僕以外は、皆愛知県育ちで高知へ行くと、
山が多いだとか…
道が狭いだとか…
トンネルが多いだとか…
海岸線が綺麗だとか…
国道沿いに路上販売の露店(主に野菜・果物、海沿いだと魚介類)が
多いとか、
いろいろ言ってくれます。
そうだね、24時間のコンビニや大型ショッピングモールが多い愛知県に比べるとのどかな田舎です。
もう高知を出て、人生の半分は愛知県で過ごしてきました。
高知を思い出すのは、やっぱり夏…梅雨明けの今頃から、お盆までくらいの時期が強く印象に残ってます。
どちらかというと内陸よりの町で育った僕は、原付免許を取った16歳くらいから海沿いの方へよく遊びに行くようになりました。
バイト>遊ぶ>学校…
優先順位間違えた高校生活でした。
息子が同じ事したら…
腹立つでしょうね
よく友達や、当時の彼女と待ち合わせに使ってた(国鉄…現在はくろしお鉄道)海の見える無人駅とか、大人になって訪れると感慨深いものがあり、
帰省の度にその無人駅に行きます。
その当時みた風景は、
名前の知らない 夏になると線路を塞ぐ勢いで伸びてくる夏草と、
伸びすぎて自分が支えきれず倒れかかっている向日葵達と、
夏草と向日葵に囲まれ、朝と夕方以外は人がほとんどいない無人駅
そこから見えたどこまでも続く線路と海と
早くここから出たいと願った狭い町。
学校帰りにスコールに会い、びしょびしょに濡れて駆け込んだら本当に幼い恋に出会ったりとか、
つまらない事で家を出て、無人駅で一人、夜を明かすハメになったり、
ツレの家出に付き合って、一晩中夢を話したり。
こんな思い出にできる場所を、これからの人生も作っていけたらなぁ…。
今日の1曲
ポルノグラフィティ/ハネウマライダー
【何年か前に、家族と遠出した時、ちょうど台風の接近と重なりました。ラジオでこの曲が台風情報の後にかかり、「引き返す自分」と同時に「台風の方へ車で走り出したい自分」が湧いてきました。風の強い場所に行きたくなったんです。】
→こちらも、
東京スカパラダイスオーケストラ/Call From Rio
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