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 次の日も、その次の日も、更に次の日も。僕は復讐の為に生き、そして涙した。気付けば僕の涙は枯れていた。これで漸く僕は全てを捨て去る事が出来たのだ。何も悲しくない。何も嬉しくない。何も楽しくない。何も感じない。僕は何者でもない。復讐に囚われたただの亡霊。  次の日僕は漸くあいつを見つける事が出来た。中華街の裏路地をあいつは歩いている。不自然窮まりない。あいつは僕へと振り返るとこう言った。 「ここでいいかな?」  なんて腹立たしいやつなのだろう。自分の身を危険に曝してまで僕をおびき出したかったのだろうか。 「君は随分と私の仲間を可愛がってくれたそうだね。お礼を言うよ」  否、こいつをおびき出したのは僕だ。その為に毎晩人を殺めてきたのだから。
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