~12年後~

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「何かねーの?」 「モテモテで良かったね?」 私は漫画から視線を外し、嫌味ったらしい笑顔で言った。 「つまんねーの!!」 緋色は不満そうな顔のままで机に伏せた。 意味不明な奴め。 何が言いたいんだか・・・。 ひょいっ。 持っていた漫画が突然宙を舞った。 「ちょっ!!」 ちょうど良いトコなのに!! 何すんだコノヤロー!! 消えた漫画は緋色の手の中にあった。
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