~プロローグ~

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【涼ちゃん】とは私のこと。 【ひぃたん】とはこの男の子のこと。 私達は小さい頃から同じアパートのお隣さん。 とっても仲良しだった。 「泣いてばかりじゃ駄目だよ、ひぃたん。男の子なら強くならなくちゃ!」 「でもぉ~・・・ぅっ・・・」 ひぃたんの涙はなかなか止まらない。 「じゃぁ、ひぃたんがおっきくなって私のことを守ってくれるようになるまで・・・私がひぃたんのこと守ってあげるね!」 「ほんと??」 「ほんとだよっ!」 私は笑顔で言った。 「んじゃぁ・・・僕がおっきくなって涼ちゃんのこと守れるくらい強くなったら・・・僕と結婚してくれる?」 ひぃたんは希望を含んだ眼差しで私に言った。
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