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「さ・て・は♪緋色クンを見てたなぁ~??」
何故か嬉しそう?に春香は言う。
「別に?」
私はまたまた素っ気無く返す。
「涼子はさぁ~・・・自分がどれだけ恵まれた環境にいるかってことが全然分かってないよね?」
「そんなことないけど?まぁ、それなりに不自由なく親もしてくれてるし・・・恵まれてる方かと・・・」
「そっちじゃない!」
春香はわざとらしく溜息をついた。
「ってか、後5分しかないよ?」
私が時計を指さしながら言うと、やばっ!と言いながら春香は私の腕を引っ張って走り出した。
いや、腕痛いから・・・。
走っている最中も、春香はずっと何か叫んでいた。
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