その忍、戦国最高峰

7/8

19人が本棚に入れています
本棚に追加
/19ページ
ビキキキキキッ 刀の触れている部分から一気に腕の半分まで凍り付いた。 佐助は何とか肩を動かし百合を弾く。 「・・・ってぇ~!腕を」 「佐助!!」 「気ィ抜くなかすが、アイツはヤバい・・・」 佐助がそう言えば百合は薄笑いを見せる。 「腕がそれではまともに術も使えまい、佐助・・・」 百合がそう言うと佐助はグッと唇を噛み締める。 そして、百合に向かってフッと笑みを見せた。 「確かにロクな術は使えねーさ・・・。 だが、アンタ一人を撒くだけなら十分なんだよっ!」 佐助はそう言うと自由の利く片手で印を結び術を発動する。
/19ページ

最初のコメントを投稿しよう!

19人が本棚に入れています
本棚に追加