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ビキキキキキッ
刀の触れている部分から一気に腕の半分まで凍り付いた。
佐助は何とか肩を動かし百合を弾く。
「・・・ってぇ~!腕を」
「佐助!!」
「気ィ抜くなかすが、アイツはヤバい・・・」
佐助がそう言えば百合は薄笑いを見せる。
「腕がそれではまともに術も使えまい、佐助・・・」
百合がそう言うと佐助はグッと唇を噛み締める。
そして、百合に向かってフッと笑みを見せた。
「確かにロクな術は使えねーさ・・・。
だが、アンタ一人を撒くだけなら十分なんだよっ!」
佐助はそう言うと自由の利く片手で印を結び術を発動する。
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