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【雲隠の術】
眩い閃光が周囲一帯を包む。
百合も眩しさに目が眩み片手で目元を覆う。
漸く閃光が弱まった時には佐助とかすがは居なくなっていた。
「・・・ほう、一番苦手だった雲隠の術を会得していたか。
まあ今回だけは見逃そう・・・。
だが、次は無い。覚えておけ」
百合は自分から離れた場所で息を潜めている二人にそう言うと現れた時のように黒い羽に姿を変えて消えた。
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