女騎士と鍛冶師

3/12
前へ
/33ページ
次へ
「なぜ?」 素早くアヤメが聞くと、 ジルガは軽くため息をつきアヤメを改めて見た。 「その姿を見るに別世界から来たのだろう? この世界……この国では、武器の所持や作成は禁じられている。 あきらめろ」 「べ、別世界!?」 アヤメは驚愕し一瞬呆然となる。 世界が変わったことに気づいていなかったらしい。 「なんだ知らないのか? よく世界間移動できたな どうやって来たんだ?」 「我が国一番の魔導士が全ての魔力を消費してだが…」 「我が国……まるで国の主のような言い方だな…」 「我は騎士のなりをしているが王女でな。 まぁ今頃、元王女という扱いかも知れんが…」 「ほう気になるな なぜ元なのだ? なぜそのような身なりとなり、武器を望む?」 ジルガはアヤメの話しが気になり尋ねた。
/33ページ

最初のコメントを投稿しよう!

225人が本棚に入れています
本棚に追加