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「なぜ?」
素早くアヤメが聞くと、
ジルガは軽くため息をつきアヤメを改めて見た。
「その姿を見るに別世界から来たのだろう?
この世界……この国では、武器の所持や作成は禁じられている。
あきらめろ」
「べ、別世界!?」
アヤメは驚愕し一瞬呆然となる。
世界が変わったことに気づいていなかったらしい。
「なんだ知らないのか?
よく世界間移動できたな
どうやって来たんだ?」
「我が国一番の魔導士が全ての魔力を消費してだが…」
「我が国……まるで国の主のような言い方だな…」
「我は騎士のなりをしているが王女でな。
まぁ今頃、元王女という扱いかも知れんが…」
「ほう気になるな
なぜ元なのだ?
なぜそのような身なりとなり、武器を望む?」
ジルガはアヤメの話しが気になり尋ねた。
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