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「そうでは無いのだが…よく…覚えてないのだ
不思議な少年教えてくれた…
そんな気がするのだが…」
「不思議な少年……?」
ジルガは心当たりがあったのかしばらく考えに浸る。
しかし思い出すことは無かった。
「まぁ良い
何にせよさっき言ったとおり
武器は作れん
それにお前の持つ力ではおそらく世界の移動は不可能だろう…
あきらめろ……
暫らくは、部屋を貸してやる
この世界に住め」
「そ…そんな、」
アヤメはジルドの言葉に愕然として
その場にヘタリと座り込んだ
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