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「二階にいくつか部屋がある好きな部屋を使え」
「……………が………す…」
アヤメは何か小さな声で呟いた
「ん?何だ?」
「お願い…します…
武器を作ってください
帰る方法は絶対見つけます
だから武器を…」
ジルガは目を丸くした
アヤメが全身を震わせ泣きながら四つんばいになっているのだから
「何を…!?」
「これは…我が国で、最も醜く、そして…服従や謝罪を表す…格好だ」
土下座のようなものである
「国が無事なら金は出す!
それが無理でも…この体を差し出す!
どんな命令も聞こう!だから、だから武器を!!」
「…………少し落ち着け
部屋で休んでおけ」
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