第七夜

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何も答えられずにいると、腕を捻りあげらるた。 「痛っ」 「当たり前だろ。 痛くなるようにしてるんだよ」 冷たい声で言う男は、妙に美しい顔を歪ませ嘲笑う。 一、女郎が、新撰組様の方を袖にしたことを恨んで来たのだろうか。 「新八様に、言われて来たんですか?」 聞いた途端に頬を打たれた。 「そんなこと、新八っつぁんがするわけないだろ。 んなことも分からない奴に……」 打たれた頬が、熱かった。
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