選んだ道。

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『別れて。』 たった一言で答えた。 それに反応してリュウは言った。 「そんなスロットしたいんけ。 わかった。 離婚届とりにいっといて。 家のテーブルに置いといて」 アタシに何も言わさずに 電話を切った。 違うよ。 スロットなんか辞めれるよ? リュウがアタシを 愛してくれるなら… 本間はリュウが 言ってくれるなら 何でも耐えれるよ? 『茜。愛してんで』 『茜。好きやで』 そう言ってくれたなら。 優しく頭を撫でてくれるなら どんな事も頑張れたよ? その愛しかった手で… アタシの頭を撫でてくれたなら。
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