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10分位でリュウが来た。
懐かしいリュウ。
保険の所に行くように
説明した。
アタシは保育園や海星の事で
色々手続きをしなあかんし
リュウから離れた。
リュウが自分の手続きを終え
アタシの所に来た。
アタシはこれ以上リュウと
いたくなかった。
いがみ合って別れた訳ちゃう。
だからこそ傍にいるのが
苦しかった。
離婚届を出し
他人になった今
アタシはリュウの隣にいる人で
ないのだから。
リュウもアタシの隣にいる人で
ないのだから。
だからアタシは精一杯の
愛想笑いを作った。
「まだ手続きあるし
行ってくれてええよ。」
けどリュウは
アタシの後ろの椅子に
腰をおろした。
「まぁええし」
何もよくないよ…
苦しいのはいつからアタシだけが
背負ってたかな…
いつからアタシ達は
楽しい事も
悲しい事も
分けあえなくなったのかな…
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