ばいばい。

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役所の外に出た。 「送ったろか?」 リュウの最後の優しさ。 愛とか好きがなくなっても リュウは優しくしてくれる。 けどアタシはそんな優しさに 甘えてられない。 それが最後の優しさだから尚更 「原チャで来てるし大丈夫。」 「お前無免やねんし 気ぃつけろよ。 ママやねんし余計。」 心配して言うてくれる。 もう心配なんかしなくていいよ アタシはもうこれから リュウに頼れないんやから… 1人で生きてかないと あかんねんから… どんだけリュウが アタシを心配したり 優しさをくれても アタシは頷く事しか出来なかった 愛してなんかいない。 好きでもない。 けど愛してた人やった。 別れは悲しい。
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