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リュウはずっとアタシに言ってた。 「友達は利用するもんや」 そんなのって寂しいと思ってた。 けどそれもありかな… って思う位傷ついた。 年上、年下の関係ぢゃなく 友達ってずっと信用してた。 仕事をリュウと行っても 浮気なんかありえない。 って信じてた。 アタシがいくら可愛がっても それは仇で返ってくる。 友達やなかったんやね。 あの子からみれば アタシはただの馬鹿な年上。 けどどんなけ裏切られても あの子とハッチャケた日々が アタシの頭によぎる。 恨んでも恨みきれないよ。 恨みさえもアタシを苦しめる。 いっそアタシが心の底から あの子を恨めれば楽なのに それさえ許してもらえない。 その馬鹿みたいなアタシの心は アタシ自身を傷つけ続けた。
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