一章 "大人の都合"

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「まだ眠いのかい?」 その黄色の召使は優しく問いかける。 「いいえ、眠くなんかないわ」 少し拗ねたような口調で王女が返す。 「それは良かった」 「…何故貴方が喜ぶのよ?」 王女は怪訝そうな顔をする。
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