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「いつまで固まってるのかな?授業始まっちゃうよ?」
現実に引き戻される。
「うわぁ!」
たった15cmぐらいの距離に、先生の顔があった。
顔、整ってるな。
一瞬でそんなことを考えた自分を殴りたい。
「すみません。失礼します。おい!服部!?行くぞ!!?」
服部を揺すり、現実に引き戻す。
「おい!服部?」
「……い」
なかなか起きないな。
「おい!服部!」
「痛いって言ってんのよバカッ!!肩外れるでしょ!!どんだけ激しく揺すりゅっ、痛……」
舌噛んだ……
かわい「ヘブゥ!」
なぜ、俺殴られた?
「あんたのせいよバカッ!//行くわよ!」
「あ゛い」
頬が痛いぜ……
腕を引っ張られる。
「残念、だなぁ……」
後ろで先生が、そんなことを言っていたのを俺は知るはずがない。
「先生なんで涙目なのー」
「どうしたんですか!?泣かされたんですか!?ボコッてやりますよ!!」
「ふふ、目薬よ、目薬」
強烈な、ね……
「じゃあ授業始めるわよー」
これはまた、別の物語。
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