愛と薬と逃亡劇 Ⅱ

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「………お前がなんで秀吉を見つめているのかわからんが、それは多分無駄だと思うぞ」 「どうしてさ!僕は惚れ薬を飲んだんだよ。なら初めにみる人に惚れちゃうじゃないか!」 雄二にだけは惚れたくないね。 「まぁ待てって、とにかくこの紙をちゃんと見てみろ」 僕は視線を雄二に向けないように注意しながら説明書を再度見てみる。 気になったのか秀吉も覗き込んできた。
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