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「兄さんらいつも楽屋でこんなことしてんですか?」
「いつもやないよ
今回はたまたま会えんかったから、今日ヤったろうかぁ言うてな」
「藤原っ!!」
井本がキッと睨みを利かせてくる
目には若干の涙
可愛いわぁ・・・
「兄さん泣いてるー
可愛い!!」
「ほら、もう出ましょ!!
兄さんらの邪魔したらダメだからっ」
菊地がアホ2人の背中を押して楽屋から出て行った
「・・・行ったな」
井本のほうをチラッと見ると目に涙を浮かべたままドアの向こうを睨んでいた
「井本?」
「ふん」
ふん、て・・・
「ふん言うても誘ってるようにしか思えへんけど?」
「うっさいねん・・・アホ」
「何?どないしてん」
「何もないわ・・・」
ホンマどないしたんやろ
「井本・・・?」
後ろからギュッと抱きしめてやると、腕の中でビクッと震える
「俺何かした?」
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