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｢藤原・・・
一緒に寝てくれる・・・？｣
俺が甘えたように藤原にすがりつくと
藤原は一瞬だけ・・・
ほんの一瞬だけ顔を歪ませて
｢当たり前やん｣
って言う
その嘘でさえも嬉しく思う俺は
もう依存症なのかもわからん
｢俺が寝てる間に
他のヤツんとこ行ったりせんといてな・・・｣
そう言えたらいいのに
勇気が出せなくて言えない
そう言ったら必死で隠してくれてる
藤原に申し訳ないように思ってしまうから・・・
俺はいつからこんなに人に気遣えるようになったんだろうか
それとも、藤原だから？
藤原に嫌われたくないって
脳が判断してるんかな？
｢おやすみ、井本｣
｢おやすみ・・・藤原｣
俺は藤原の指に自分の指を絡ませて眠りにつく
目が覚めたときに
横にいてくれますように
そう願いながら・・・
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