依存症

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でも、案の定横にはいない 俺が目を覚ますのは大体4時とかそんくらい 隣はもぬけの殻 藤原がいた場所に暖かさなんて微塵も残ってない 「ふじわら・・・」 ガチャッと鍵が開く音がする 俺は急いで寝たフリをする 「うん、今着いた 毎日夜中しか会えんくてゴメンな うん・・・ありがとう じゃあまたな 愛してるよ」 "愛してるよ" 藤原の浮気は確定したな・・・ 相手が男なんか女なのかは わからないけど、たぶん女 男だったら夜中だろうが朝だろうが 別に気にしないやろ 女は肌が何だとか言うからな 藤原がシャワーを浴びに風呂場へ向かった 匂いを消すためか・・・ 「ぅ・・・藤原ぁ」 俺の目からは堰を切ったように たくさんの涙が溢れ出してくる 嫌だ・・・ 嫌だ・・・別れたくない 離れたくなんかない ただの相方 ただの友達 そんな関係に戻りたくない 俺はある決心をしてベッドから出る
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