指先から恋が始まる

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「さっき、ぶつかっちゃってすみません」 軽く頭を下げる 「…え?ああ、別に平気やから」 顔を上げて相手の顔を見ると、僕と同い年くらいだった。すこし、というかとてもかっこいい、見惚れてしまう様な、そんな人だった 「…っそ、それじゃあこれで」 見惚れてしまった、なんて。 謝ることしか考えてなかったから何て答えていいか分からず、それじゃあこれで、と言ってその場から走り去った
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