指先から恋が始まる

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「おっはよ!」 僕が教室に入ると手越が抱き付いてきた。その横ではシゲが苦笑いしている 「シゲおはよ」 「おはよう、マッスー」 抱き付いてきた手越を撫でながら自分の席に着く 「ふふっ」 抱き付いていた手越が今度は 携帯を見ながらニヤけはじめた。 「なに、彼女?」 「違うし。サッカーのゲーム」 「知らねー」 シゲと手越が楽しそうに話しているのをボーと見ながら何気なくカバンの中の携帯をさぐる 「あれ、携帯がない」 バックの中を探るも目的のものは見つからない
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