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「私は高田理沙。一応、生徒会長よ。で、貴方の永遠の恋人」
「え?」
「俺は杉谷亮。この人の言う事は気にせんでええよ。大半が妄想やから」
「あら。私は妄想を現実にする為に、ここに存在するのよ」
「……はあ」
ズルズルと室内に引き摺りこまれ、開かれたペットボトルによるお茶会に参加。
咲は周りを見回した。
中は殺風景で、必要最低限の机と椅子しかない。
しかし壁の一か所に“例の張り紙”がテープで張り付けてあった。
近くには優希のものもある。
ぞくり、と背筋が寒くなった。
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