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「ああ、咲君!来てくれたのね!」
「はあ、まあ」
「じゃあ早速食べましょう!」
「はい」
昼休み、咲は生徒会室に来ていた。
聞けば理沙と他の生徒会委員の人達は、殆どをここで過ごすらしい。
杉谷の姿もある。
彼らは優希君の可愛さについて語り合っているようだ。
なんとも結束力がいい。
咲はチラリと理沙を見た。
幸せそうにパンに齧りついているのが、なんだか可愛らしい。
そう思って、自分が彼女という存在を受け入れている事に気付いた。
ああ、何てことだ。
彼女といると疲れるのに。
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