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「咲君。小さいのはいいことよ。大きい私が言うのだから確かよ。私なんて子供の頃以来、一度も可愛いなんて言われた事ないんだから~~!」
がくがくと前後に揺さぶられる。
あわわわわわ!
視界がブレて、気持ち悪い!
咲は理沙を引きはがした。
「り、理沙さんは可愛いですよ?」
「そんなわけないわ」
「可愛くて、綺麗……です」
「咲君……」
自分で言って、恥ずかしくなった。
顔が一気に熱くなる。
咲はそれを隠すように俯いた。
しかしきっと気付かれているだろう。
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