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もしも、
背中に翼が生えたなら
私は迷わず空を飛ぶ
一面の碧を悠々と
もしも、
私が薔薇(そうび)なら
美しく咲き誇る
朽ちる最期の時にまで
全ては夢物語
なりもしない幻想
現実は冷たく私を抉る
それでも乞う
私は人間、欲の塊
もしも、
私に声があるのなら
囀(さえず)り合う
小鳥の様に
君の名を
囁き続ける事が
出来たのだろうか
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