第四章

9/9
前へ
/24ページ
次へ
     「僕はここにいて良いんでしょうか、邪魔になったり…とか」  それを外には出さず、執筆環境を整えたほうが良いなと、出来る限りの事はしようと決めた明日拓は尋ねる。  少し間が合って、柚子は紙に文字を綴る。 『此処は貴方の家だから、  好きな所に  いれば良い  ただ、俺としては、  一緒にいて、何か話して欲しい、  俺は頷く事しか出来ないけど』  そう言って照れ臭そうに笑う柚子に、明日拓も照れ臭そうに笑って、大きく頷いた。     
/24ページ

最初のコメントを投稿しよう!

62人が本棚に入れています
本棚に追加