Neue Arbeit

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「それがあれば大丈夫です」 カチン ジュボ 副操縦士はアルフレッドからライターを受け取り、新聞を火種にして薪に火を点けた。 その横でワインを飲みながら、アルフレッドが机に置いてあったボトルのラベルを見ている。 「なかなか美味いワインだな」 そうアルフレッドが言うと―。 「美味くないと困ります」 「いつもより奮発して買ったものなんですから」 そう副操縦士は言った。 「・・・そんな大事なワインを私が飲んで良いのか?」 「はい」 副操縦士は笑いながら言った。
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