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「最初は一人で飲もうと思っていたのですが、誰かと一緒に飲む方が楽しいですからね」
そう言いながら副操縦士はグラスを手に持ち―。
「それなら良いんだが・・・」
カァァンン
軽くアルフレッドのグラスと接触させた。
「それにしても、今日は雨が降り止みそうにないですね」
「この雨を見ながら酒を飲むと、必ずと言って良いほど昔を思い出します」
そう副操縦士が言い―。
「・・・その昔が気になるな」
「聞かせてくれないか?」
そうアルフレッドは副操縦士に尋ねた。
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