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運命の刀
ここは日本に存在するどこかの町。
星鈴町(ほしすずちょう)。
血気盛んという言葉はなく、まるで物静かな町。
そして、星がよく見える月ヶ原という隠れスポットがある町。
この街の珍しいところは、
教会と神社が存在し、その二つの建物の距離がわずか数百メートルしか離れていない。
そんな場所で、彼は生まれ育った。
彼の名は「天城 霊地」(あましろ りょうじ)
父親の家計は陰陽師。
母親の家計は修道女。
ちなみに本名は「りょうじ」だが、字的に呼び辛いため、仲のいい友達は「れいじ」と呼ぶ。
それはさておき……
高校を卒業し、就職をしたが、一年経たずに退職。
現状はニートという最悪の状態であった。
そして、
そんな彼に運命の時がやってくる。
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