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土曜日・PM15:00
星鈴町・星鈴武道館
キィンッ!!
???「で?最近どうなんだ!!」
カキィン!!
???「まだ! いいところが見つからなくてさ!!」
カンッ!キィンッ!!
???「いい加減に働いたらどうだ!? てゆうかマジで探してるんだろうな!!」
キィンッ!
???「探してるよ!求人誌を見たりしたりしてね!!」
???「そんなんじゃ無理だぁ!!!」
ガキィンッ!!
ギリギリッ……ガキンッ!!
???「ぶっちゃけ、ニート生活楽しんでるだろ!」
???「正直、学校卒業してからは微妙!!」
ガンッ!
キンッ!
カキィンッ!!
???「その言い方…職場は楽しくなかったのか、霊地!」
カンッ!
霊地「つまらなーーい!!」
ガキィン!!
???「……俺の働いてるところにくるか?」
霊地「……隼人と同じ職場ねぇ……」
隼人「一応主任とは親しいから、口きけるぞ?」
霊地「う~ん……考えとく。」
隼人「お前…自分の状況わかってるのか…?」
霊地「……親がPC、又は『戦極姫』を捨てると言い始めたら、死に物狂いで探す…。」
呆れて溜め息が出る隼人。
と、そこへ。
???「やっぱりここだったか霊地、隼人。」
話しかけてきた長髪の青年。
霊地「おっ竜一、久~♪」
竜一「ふっ…相変わらず学生気分が抜けてないな?」
霊地「まな♪ どうだ?竜一、久しぶりに手合わせでも。」
竜一「いや、遠慮しとく。」
軽く手を振り断る。
そんなやり取りをしていると、警備員が……
警備員「君達、もう少し静かにやってもらえないかな?」
霊地「そりゃ失礼、ま大目に見てや翼。」
翼「はぁ。どうして君達は静かに出来ないんだ? というより、霊地!まだプラプラしてるのか!?」
霊地「あはは……平成…というか平和な世界に、俺は生き辛いみたいでさ。」
翼「はぁ…だったら戦国時代にでも行ったら?」
霊地「それが出来たら苦労しないよ……。」
竜一「学生の頃は天国だったよなぁ……」
隼人「あぁ…最っ高だった。」
物思いに耽る四人。
すると――
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