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霊地「でもこうやって五人揃うなんて、本当に久しぶりだよな?」
隼人「ああ。高校の卒業式以来か?」
瞬「うん。でも高校かぁ……懐かしく感じるね♪」
竜一「確かになぁ。星鈴高校(せいりんこうこう)は元々女子高。んで俺らが中学三年のときに星鈴が驚愕宣言したんだよな?」
霊地「おい、驚愕じゃなくて共学な?」
翼「あは。……そういえば、霊地ってかなりの女垂らしだったよね?」
霊地「え?……そ、そうだったかな?」
竜一「どう見てもそうだろ!? だって飯時なんか一年の夏の時で七人はいたろ?」
霊地「あぁ。あれはグループだったからじゃないかな?」
瞬「…グループ?」
霊地「だから、僕達みたいな奴等のことを言うんだよ。いつも一緒にいる奴等はグループでしょ?」
瞬「なるほど……それで人数が多いグループの娘の一人と仲良くなれば、自然にそのグループの連中とも仲良くなれるってわけだ?」
霊地「YES、高須クリニック!」
竜一「そんな方法があったのか……だから何人ともHできたわけだ。」
ビシッ!!
その言葉で、場の空気にヒビが入った(ように感じた)。
隼人たちの視線は一気に霊地に注がれる。
霊地は顔面蒼白。汗がダラダラと流れている。
そして……
「「「どういうことだぁーーー!!!」」」
霊地「にぎゃああっっーーーー!!?」
―――――――――――――――
隼人「つ…つまり霊地は、自分のクラスの娘とヤったって事か!?」
霊地「YES、フォーリンラブ!」
カンッ!
霊地「いで。」
隼人「明るく言えばいいっていうわけじゃねえぞ?」
霊地「……はい。」
翼「で、でも学校でだから……まさか教室で?」
霊地「教室もあれば、体育館もあったし…」
翼「体育館!?」
霊地「あと、屋上――」
隼人「屋上っ!?」
霊地「あとね…剣道場も射撃場もあったかな?」
竜一「…………」
瞬「…………」
あまりの事に何もいえなかった。
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