運命の刀

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隼人「美久ちゃん、久しぶり!」 竜一「よ、山本!」 霊地「ミクミク~♪相変わらずコスプレしてるねぇ?」 美久「おぉー、星鈴高校の唯一の男子の二十三名の内の五名が揃ってるねぇ~♪ そして……星鈴高校一の女好きのレイくん。」 霊地「レイじゃない!せめてれいじって言って!」 美久「はいはい♪ それで……今日はどうしたの?」 翼「実は、ここに刀があるって噂で聞いてさ…よければ見せてくれないかな?」 美久「え……でも、今はお爺ちゃんいないし……一応鍵はあるけど――」 そういってかぎを取り出した瞬間―――。 瞬「じゃあ開けてこよう。」 美久「え……あれ?いつの間に!?」 霊地「さすが瞬。」 美久の制止を聞かずに蔵の錠に鍵を差込、そして―― ガチャンッ!! 瞬「ご開帳~~♪」 ガチャッ!! ギギギィ……と音を上げて扉が開く。 隼人「すっげーーー……」 竜一「そしてデカイ…。」 霊地「こういうところは大概奥に隠してあるんだよねぇー……」 そういって霊地は早歩きで奥に向かっていった。 翼「じゃあ山本は見張りよろしくね?」 美久「アイアイサー♪」 バタンと扉が閉められる。 明かりは懐中電灯と携帯の明かりのみ。 竜一「この中から見つけるのは骨が折れそうだな?」 翼「うん。」
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