第一章

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「…探したのよアリス? 私疲れちゃった。 ちょこまかと逃げやがってバカ兎。 さっさと私に捕まればいーの。 おとなしくしてれば 私はなぁーんにもしないの。 ね?だから早くアリスを渡しなさい」 「アリスはお前には渡さない! トランプの相手はトランプ…だよね …我が声に応えよ、 クローバーの騎士,クロスよ!」 白兎が叫ぶと 目の前におとなしそうな女の子が現れた。 「お呼びでしょうか、白兎様。 クローバーの騎士、クロスここに。」 「あぁら? クロスじゃない。久しぶりね? さぁアリスを渡しなさい!」 「白兎様?コイツを殺せば 私は白兎様に褒めてもらえるでしょうか?」 「うん。 たくさん褒めるよ」 「了解いたしました。」 クローバーの騎士は エメラルドグリーンの剣を片手に ダイヤの騎士に立ち向かった。 .
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